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結果として無事では不十分

暑すぎた今年の夏もようやく終わり、
過ごしやすい秋へと季節が変わりました。
一日の半分を屋外で過ごす我々にとっては嬉しい季節です。

天候も様々ですが、雨や雪では服や商品・伝票などを汚しますし、
風の日はシートが風をはらんだり、扉を持っていかれたりで大変危険です。
また、今年の様な高気温・カンカン照りでは、配送作業自体に問題がなくとも
配送する側のドライバーに熱中症の危険が生まれてしまいます。

では結局どんな天気が良いのか・・
空から降るものがなく、無風で過ごしやすい気温であること。
無事で無難な気候がベストなのです。

ドライバーを車庫から送り出すときには合言葉のように
「どうか無事に帰庫お願いします」と声掛けします。
この言葉に凝縮されているのですが、
実は我々が一番先に目指さなくてはならないものが
この「無事」という状態なのです。

「無事」・・「事が無い」「進歩もない」とは捉えないでください。
「無事」をデフォルトの状態としてその上に研鑽を積むのです。

つまり「結果として無事ならよし」ではなく、
「勝ち獲った無事」をまずは実現すべきなのです。

「無事」という状態には、当然天候状態への対処も含まれます。

降雨・降雪・強風・高温時は、まず出力の半分が守りに使われます。
天候だけに如何ともし難く、仕方のない状態ではあるのですが、
傘をさして商品山積みの台車を押せるわけもなく、
当然配送スピードも、普段なら周囲に配れる気配りの量も低下します。
しかし配送スピードを落とし安全を優先することこそ「無事」のためであり、
周囲への気配り量が減っている自分をきちんと自覚し対策するのも
「無事」のためなのです。

「○○に気をとられていて」というフレーズはよく使われますが、
これこそが「無事」が実現できていない状態です。
「気をとられないように」では情報不足による2次被害がありえます。
車両を停車させたり、台車を押す手を止めるなど、状態を安全にしてから
「気をとられる」(情報を取得する)様、指導します。
同時に走行中の携帯電話使用と同様、
「○○しながらの○○」が危険だということを
改めて言葉にして社内に確認いたします。

運送のプロである我々は、まず「無事」な状態の確立と維持を目指し、
その上で、配送スピードの向上、お客様満足の獲得にTRYします。
ひとときも気を抜くこと無く、ひたむきで真剣な配送を実現致します。
どうぞ今後共、天下一天晴を宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 北村 直丸