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「慣れ」と言えば耳触りがよく聞こえますが、
日々の生活や業務の中には慣れてはいけないことが多くあります。
今回は「その慣れてはいけないもの」の中でも、我々の業務に直接関わってくる
運転に関して掘り下げて考えてみたいと思います。
我々の行っている業務中の運転という作業は、敢えて恐ろしい表現を用いれば
「ペダルひと踏みで2トン以上もある鉄の塊を恐ろしいスピードで走らせること」です。
免許を取得し何年も経過していれば、キーを回してエンジンをかけ、
ギアを入れて走り出すという一連の動作が当たり前のものとなっていることでしょう。
こうした運転動作においての「慣れ」は「熟練」「熟達」など、向上と評価されますが、
運転とは一歩間違えば大変危険な作業なのだという感覚が薄れてしまうことは
「慣れ」ではなく「麻痺」だと確信します。
もし本当に運転が危険な作業だという強い認識があったとしたら、
「鼻歌交じりで楽しくドライブ」等という状態は実現するでしょうか。
本当に運転が怖かった場合、きっとそうはならないのではないでしょうか。
エンジンをかける前に「ブレーキが壊れているんじゃないか??」
走り出す前に「見えていないフロント下に子供が潜り込んでいたら??」
走り出せば出したで交差点の度に「誰かいきなり飛び出して来たら??」
極端な例え話ではありますが、実際にこれは理に適った危険予知なのです。
その危険予知に基づき、ブレーキの故障を回避するための運行前点検があり、
子供や猫の潜り込みを避けるために外周を回る作業があるのです。
交差点の度にビクビクしていては仕事にならないと声が上がるかもしれませんが、
これも程度の問題で、自動車教習所では「見通しの悪い交差点では徐行。
極めて見通しの悪い交差点では一時停止の上で徐行」と習います。
改めて社内でこの件を話し合い、それぞれの心の状態が
「繁華街の路上駐車の脇をスイスイ通り抜けている状態」
・・と、なってしまっていないかを再点検いたします。
事故が起こるのは一瞬です。
スマートフォンの画面に目を移した一瞬・・
缶ジュースのプルタブを開けようとした一瞬・・
周囲の何かに目を奪われた一瞬に、取り返しのつかない事故を起こしてしまいます。
再点検により、社員それぞれの中の「麻痺」を探り出し、
危険予知が正常に働くよう心の調整を行いたいと思います。
運送のプロである我々は、まず「麻痺」のない状態の確立と維持を目指し、
その上で、配送スピードの向上、お客様満足の獲得にTRYします。
どうぞ今後共、天下一天晴を宜しくお願い申し上げます。

